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ユメノ銀河 [DVD]

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 『女子の事件は〜』は、ずんねの「14才のおしえて」がエンディングテーマか何かだと思っていましたが、流れませんでしたね……ずんねの歌う、というか良い歌手が歌うと「待つわ」がとても良い曲に聞こえます。

可愛いふりしてあの子わりとやるもんだねと
言われ続けたあの頃生きるのがつらかった

 ずんねのふたりのハモりが素敵。

 

14才のおしえて(女子トイレ盤)(DVD付)

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 実家の両親と弟一家が尼崎に来たので不二家で夫と私、両親、弟一家で夕食を一緒に食べました。弟の家には息子と娘がいるのですが、つまりその私の甥である5歳児とラヴラヴして楽しんでいたら、好き好きし過ぎた所為か別れ際にしくしく泣き出し号泣に変わり、ああ……となんとも申し訳ないような、どうしようもないような、胸がくるしいような困惑に陥り、弟の車は号泣する甥を乗せて去ってゆきました。なんか……ごめんね……。また遊ぼうね……。あれって全然私利私欲の無い涙で、それってすっごい透明できれいで切ない……。もっと一緒に居て、一緒に遊んで笑いたかっただけなんだものね。忘れられない感じです。

 甥の祖母であるところの私の母に「〜ちゃんが泣いてしまったよ……」とLINEを送ると「感受性が豊かね」などと返事が来たので、おとなって本当に駄目だなと思いました。

 姪ちゃんはもうすぐ2歳なのですが、兄である甥を踏んづけたり、ひとりでどんどん店内を歩いていったり、なかなか勇敢でした。義妹が美人なんで!(自慢)姪も可愛いのですよ。姪も甥も可愛い……あゝ……可愛い……。ふたりの親ではないので責任重大過ぎないから、無責任なまでに愛してしまいます。そして子どもというものは皆愛されなければいけないとはいつも思っています。

 

    

  

hold me like a friend

ユメノ銀河 [DVD]

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ワンダフルワールドエンド [DVD]

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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? [DVD]

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 『 打ち上げ花火、下から見るか横から見るか?』は泣いてしまう映画ではないのに、初めて観たときエンディングの歌の歌詞

hold me like a friend, kiss me like a friend

 という言葉に突然涙が出たことを思い出します。そう、彼らは友だち。恋人じゃない。そしてまだ小学生。

 

   
    

the right eye

 鬼というものは結局のところ何のようなものだろう、と時折考えていつも分からない。生物としての実態が分からない。鬼だから生物として連想しようとするのがいけないのかも知れないし、でも天使は大体分かる気がするけれど鬼は分からない。
 例えば心に鬼がいる、とか、鬼のようなひと、という表現がありますが、激怒していて今にも怒鳴りそうな状態なのかな、というくらいしか想像がつかない。絵本などで見るとわらって遊んでいる鬼もいて、単に人間が変形して角が生えているものなのか。それともひとの心を失ったものが鬼なのか。人を喰うのが鬼、ということも聞くことがあります。

(高校生のとき文化祭の演劇で、私の科白のなかに「あんたたちって何なの? 鬼よ、なによ! 軍人なんて最低よっ! 犬っ! 畜生っ!」という文脈がありましたので、満州国の曲馬団の娘役だった私は軍人役の女子を大声で詰りました。迫真です。女子校だったので軍人役も女子です)

 もしかしたら昔の日本人は知っていたことなのかも知れません。霊と天使と神様の話はよく聞きますが、鬼についての詳細はうすらぼんやりしています。
 「鬼の目玉」という昔話が文中にキーワードのように出てくる本が好きです。
 鬼のような慟哭。まあ、そんな気分で過ごしています。(なのでこれが日記です)

ゆきの水、ゆきの夥しい気体、ゆきの液体、火の国、氷結せよ、 また粉々になれ
ゆき(ssss)から、ゆき(nnnn)へ


 『火は綺麗』より。電子書籍版と、単行本がそろそろ在庫が無くなるので、文庫化の作業に入ります。

 

火は綺麗

火は綺麗

 

 

 「鬼の目玉」が登場する好きな本はこれです。アンネ・フランクと死者と生者と鬼の目玉と政治と日常を巡る、〝いわれなき憎しみ〟と日本人の少女の日記の本です。と書くと堅そうですが、面白い箇所も多く大好きです。

 

私のアンネ=フランク―直樹とゆう子の物語 (偕成社文庫)

私のアンネ=フランク―直樹とゆう子の物語 (偕成社文庫)

 

 

 そういえば高木郁乃の「生きる」という歌にも鬼という語があります。
 私は購入したときからその歌が好きで、でも日々過ごすのはとても厭だったので、手帖に何度か「鬼として生きる」とその頃も書いていました。

 私は生きる 鬼になる 明日はきっと 鬼になる

 人間のままじゃ生きていけない気がするときも多いことは、変わらずあります。

 

生きる

生きる

 

 やさしいだけじゃ生きてゆけない ならばどんなひとが生き抜く?
 わたしは生きる 鬼になる 明日はきっと 鬼になる

 生き抜く、というほどの度胸は無いのですが、生きることの目的は死なずに存在しておくことです。
 (……ただ自傷的なことのひとつとして、頭皮を抉り続けているので、禿げが出来るかも……生きてても……?)

Ghost Soup

 岩井俊二初期作品『Ghost Soup』を自宅で観ました。
 TVドラマ的なものを観るのが本当に久しぶりで、「あ〜TVってこういうテンポよなーそうよねー」っていう感じにぼんやり思っていたのですが、あらすじはハートウォーミングで最後はいとしく、せつないような映画でした。ゴーストスープは、本当にゴーストスープだったんだね。

 

ゴーストスープ [DVD]

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 鈴木蘭々の若〜〜〜〜いときの出演作でもあります。ソバージュのロングヘアの可愛い女の子(「鈴木蘭々のキャラ」ではない普通に可愛い女の子)でした。ソバージュって単語、なんか古い気がしますね。


   

Lost in Conversation

 

 昨年読んだものですが記事を書いていなかったので。
 ちなみに、著者のブログはこちら。文体が好きです。はてなブログですがフォント設定が可愛い……。

 ouki-bouichirou.hatenablog.com

 Amazonの著者ページ
 www.amazon.co.jp

 楽天koboやiTunessStoreからも電子書籍が買えます。意欲的な作家だと見上げる思いです。
 

between the conversation

 

Lost in Conversation

Lost in Conversation

 

 

 王木亡一朗氏の『Lost in Conversation』を読みました。
 急ぎめに読んだあと、23日の文学フリマ東京で初めて王木さんご自身にお目にかかって会話を交わしたので、もう一度読みました。これ重要な点で、再読に耐えうる本だってことです。面白いんですよ。

「王木さん、ちょっと書き方のポジション変えられたんですか?」
「そうですね〜」

 なんて言葉を交わしたのですが(この私の知ったかぶり具合!)再読したあとで思ったことは、《王木亡一朗、平常運転じゃないか!!》でした。平常心でしたよ。変わらないですよ。そんなに豹変してないですよ。その点もっと書き尽くしたいのですが、私は今、23日に提出するべき原稿を、原稿用紙からMacに写す作業をしないと申し訳なくて背骨がひん曲がる状況にありますので今はここ迄。面白かった本かと云えば、良かったです、良かったです。今後大作家になる前に知っておいた方がハピネスですよ。

 

 『このセルフパブリッシングがすごい!2016』で私が4位に挙げた、通称『アワナン』も本当に良かったです。こういう本を書くひとが、同じ昭和60年生まれだなんてなんだか嬉しい。私は早生まれなので、詩誌84に交じったり昭和60年生まれだわーと云ったりする蝙蝠野郎です。最果て。

 

Our Numbered Days

Our Numbered Days

 

  王木亡一朗:作品一覧、著者略歴
 ouki-bouichirou.hatenablog.com
note.mu


 王木氏の電子書籍著作は、楽天koboiBooks Storeでも購入出来ます。私は本当はiTunesStoreで買う電子書籍が一番好きです。

 

Lost in Conversation

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  • 王木亡一朗
  • 小説/文学
  • ¥320


 

Our Numbered Days

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  • 王木亡一朗
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  • ¥380


 

秋の夜長:(What’s the Story)Autumnal Nights?

秋の夜長:(What’s the Story)Autumnal Nights?

  • 王木亡一朗
  • 小説/文学
  • ¥250


 

夏の魔物 Out of Standard

夏の魔物 Out of Standard

  • 王木亡一朗
  • 小説/文学
  • ¥250

 私が初めて読んだのは『夏の魔物』でした。そのあとはずぶずぶ。好きですよ! 飛ぶ前に読め!


 夜通し栓抜きを探し、原稿用紙を探し、泣きながら過ごしている十一月の末です。私が泣くことよりも、締切日を過ぎても提出していないことの方がいけないことです。最果て。

 

 

 

【主催web 浮遊区域白昼社

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